CHISOU

VOICES

人々が自然に集まる空間について

Writer: 石川理香子

河野良文&小山田徹|お寺にみる、拠り所としての共有空間

私が今回の講義で最も印象に残ったことは、大安寺はお年寄りも子どもも気軽に訪れることが出来るお寺であるということだ。お年寄りが朝に散歩しに来たり、子どもが大安寺の庭で遊んだりするそうだ。私はお寺はお参りするための静かな場所だと思っていたため、そのようなお寺での過ごし方に驚いた。現在、子どもの遊ぶ場所は公園など整備された場所であることが多い。しかし、お寺など遊ぶ場所ではないが遊んでもよい場所で遊ぶことで新たな気づきをすることができる。例えば遊具がないため落ちている木の枝や石で遊んだり鬼ごっこなどをしたりをする。また、そのお寺のお堂の周辺を探検する。このように、遊ぶ場所ではないが遊んでもよい非日常の場所で遊ぶことで、子どもたちは新たな発見をすることができることに気がついた。

  • Update: 2020.09.05 Sat.

PROFILE

石川理香子

昨年「船/橋わたす」を鑑賞し、また運営に携わった友人の話を聞いて私も参加したいと思い、応募しました。この活動を通して芸術と地域について多くの専門家から学び、仲間と議論し合い、どうしたらより自分の住む地域に愛着をもってもらえるのか、どのようにして芸術で地域を盛り上げるのかについて考えていきたいです。そして、将来的に私が教員になった際に授業を組み立てたり地域コミュニティの活動を運営していく際に役立てたいと考えています。

REFERENCES

講座について

LECTURE OUTLINE

  • ラボメンバーコース
  • ゲストコース

河野良文&小山田徹

お寺にみる、拠り所としての共有空間

2020年9月26日(土) 16:00–19:00

※荒天の場合は翌27日(日)同時刻

大安寺

古来より祈りと学びの空間として地域の精神的支柱でありつづける大安寺の河野良文貫主と、カフェや焚き火など人びとが集う共有空間の開発を手がけてきた美術家の小山田徹さんにお話いただきながら、まちの中でさまざまな背景をもつ人びとが出会い、語り合い、互いの存在について認め合う場のあり方について読み解きます。

河野良文
大安寺貫主

1951年福岡県生まれ、奈良県在住。15歳で高野山に登り仏門に入る。1985年より大安寺に入寺し現在に至る。南都七大寺のひとつに数えられる大安寺では、地域の様々な人にとって祈りや瞑想、交流の場として境内の庭を開放している。

小山田徹
美術家/京都市立芸術大学教授

1961年鹿児島県生まれ、京都府在住。1984年、大学在学中に友人たちとパフォーマンスグループ「ダムタイプ」を結成。主に企画構成、舞台美術を担当し、国内外で数多くの公演に参加。1990年より様々な分野の友人たちと造形施工集団を作り共有空間の開発を行う。