CHISOU

VOICES

土地と人と生きる技術

Writer: 櫻井莉菜

三浦雅之&ラナシンハ・ニルマラ|農による自給的生活文化の継承と創造

今回は清澄の里粟さんを会場としてのレクチャーで、おうちを出てから帰るまで色々な発見があったので日記っぽく書いてみます!帯解駅から清澄の里粟さんに行くまでの道は、田んぼや畑が並ぶ風景とともに、お寺や神社が多くあり、寄り道してその土地の歴史に触れながら向かいました。粟さんの前の最後の坂道を登り切り、可愛いらしいお地蔵さん(営業課長)に迎えられて、入り口を入ると、目に入ったのは色々なお野菜や植物の種。レクチャー前から三浦さんの温厚な人柄がスタッフの方や参加者の方とのコミュニケーションから伝わりました。レクチャーでは粟さんの伝統野菜で地域活性化するという目的、調査・栽培・活用する取り組みから、農業はその土地で人間が生活することの基盤なのだと感じました。また、何より三浦さんの人柄がたくさんの人を動かし、まさに健康なコミュニティをつくっているなと感じました。表現編での長坂さんとのオンラインミーティングでの内容(長坂さんのリサーチでの東さんとのコミュニケーションの取り方や、山本さん・野田さんのアーティストと地域の方をつなぐ立場のお話などなど)と重なる部分がありました!三浦さんは食や農を通して、人と人や地域と人をつないでいるのだなと思い、三浦さんの持っている技術はまさに生きる技術としてのアートマネジメントだと感じました。
 最後、帰り道で松本さんのお車の中で、ミニミニ振り返りタイムを行いました!フードツーリズムを研究している山田さんの伝統野菜の話や、そこから派生してなら歴史芸術文化村で取り組まれる事業のお話など短い時間ですが4人でお話してかえりました。

  • Update: 2020.11.05 Thu.

PROFILE

櫻井莉菜

奈良県立大学西尾研究室の4年生です。ゼミで現代アート展の企画・運営やワークショップの企画を行いました。アートマネージメントや現代アートについて日々勉強中です。現在は、“対話”を主軸としたアートマネージメントについて考えています。CHISOUでは、年代の異なる参加者の方々との交流を通して、多様な価値観に触れ、今この時代にアートマネージメントを学ぶことの意味を考えていきたいと思っています。

REFERENCES

講座について

LECTURE OUTLINE

  • ラボメンバーコース

三浦雅之&ラナシンハ・ニルマラ

農による自給的生活文化の継承と創造

2020年10月28日(水) 14:00–16:00

清澄の里 粟

奈良の中山間地である清澄の里で、在来作物の調査研究・栽培保存に取り組む農業家の三浦雅之さんに「Project 粟」についてお話いただきながら、地域に根ざすプロジェクトを通して世代とコミュニティをつなぐ自給的生活文化の継承と創造について読み解きます。また、コメンテーターとして、スリランカの在来資源の価値を掘り起こす取り組みについてフィールドワークしている観光社会学者のラナシンハ・ニルマラさんをお招きします。

三浦雅之
農業家/株式会社「粟」代表取締役

1970年京都府生まれ、奈良県在住。1998年より奈良県内の在来種の研究や栽培保存を始め、2002年に大和の伝統野菜の発信拠点、地域の交流の場として農家レストラン「清澄の里 粟」を開業。大和の伝統野菜の第一人者として第6次産業による事業に取り組んでいる。

ラナシンハ・ニルマラ
観光社会学/奈良県立大学専任講師

1983年スリランカ生まれ、奈良県在住。観光社会学、南アジア地域研究を専門とし、主に地域社会の独自性と主体性を重要視しながら、観光を活かした地域活性化や持続可能な開発を研究している。JICA奈良デスクと協力して、SDGsへの認識を高めるための活動も行う。