VOICES
メディアとしての立場
Writer: まさきまゆこ
岡井崇之|地域のイメージは誰のものか
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Writer: まさきまゆこ
岡井崇之|地域のイメージは誰のものか
何をアーカイブして、誰に伝えようとしているのか。これがはじめの一歩なのかな。地域を織りなす層のどこにフォーカスしてきたのか、誰と何をしてきたのか。ひとりひとりがどのように関わって、そのバトンが誰にどのように託されてここまで歩んできたのか。人の情報の受け取り方も形式化されつつあるいま、数値にならない(目に見えない)からこそ大切な部分が置き忘れられることのないように、多様な人と表現と技術を工夫して丁寧に伝えていきたい。伝える内容それぞれを有益と感じる相手につなげる工夫も必要だな。。。
うーん。わたしひとりじゃ、無理だ。何を見て、どう考えて、起こした行動が、誰にどのように響きあってきたのか。私からはじめて、関わってくれている人にもあらためて振り返ってもらい、意見を交わしながらメディアとしての立場をあきらかにしていこうと考えました。
PROFILE
女子美術短期大学で情報デザインを学び、Disney WorldでHospitality研修を受け、タンタンの冒険などの版権を扱うMoulinsart日本支社で幅広いディレクション・デザイン業務を経験。Web編集やバイトも色々。高知県大月町に移住してデンマークのThe Animation Workshopと繋がり、小5総合学習の時間にアニメーションを制作、今は毎週土曜に創作の場を開いています。2016年から実施してきた演劇・絵画・アニメーション・建築の滞在制作プロジェクトのアーカイブ、拠点づくりの計画にいかしていきたいです。
LECTURE OUTLINE
岡井崇之
2020年10月25日(日) 14:00–16:00
メディア研究という切り口から社会の仕組みや問題を考察する岡井崇之さんをお招きし、観光政策や地方創生のもとでつくられる地域イメージを解き明かすことで、地域で企画を実施する際に必要な批評的視点を学びます。
1974年京都府生まれ、大阪府在住。メディア研究をもとにメディア言説と社会変容/身体に関する諸問題の社会学的研究を行う。近著に『基礎ゼミ メディアスタディーズ』(共編著、世界思想社)、『アーバンカルチャーズ──誘惑する都市文化、記憶する都市文化』(編著、晃洋書房)など
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