CHISOU

VOICES

準備されたものを見に行くだけの観光

Writer: 木元由香

岡井崇之|地域のイメージは誰のものか

私は「準備されたものを見に行くだけの観光」という言葉が印象に残りました。何故なら私自身、SNS で事前に調べたものを見に行くだけの“受け身観光”をしていることに気づかされ、ぎくりとしたからです。そして SNS が流行している今、大多数の人が同じスタイルで観光しているのではないかと思います。ですが、”2015 年地域ブランド研究”の旅行動機調査の結果によると「地域に観光に行く目的」の質問に対して「現地の人と仲良くなりたい」や「現地の人たちの暮らしぶりに触れたい」と回答した人が多くいます。そのような観光客がリピートして来てくれることで「関係人口」に変化していくのだと思います。私自身“受け身観光”から能動的に地域を探求する観光をしていきたいですし、龍野も観光客が住民と会話することで地域やお店の歴史を紐解いて行くような “能動的な観光”をする楽しみがある地域を目指し、コンテンツ作りに取り組んでいきたいです。

  • Update: 2020.11.05 Thu.

PROFILE

木元由香

兵庫県たつの市の城下町の町並みが残る地域で、その町並みや人々の暮らしを未来へ引き継ぐ活動をしている「NPO法人ひとまちあーと」で働いています。具体的には、町の先輩方が体験したことをインタビューしてアーカイブを残したり、商店会に参加しに地域行事の運営に携わらせてもらうなどして、町について学んでいます。また法人の広報や体験型観光イベントの受付窓口の事務局も行っています。CHISOUを通じて誰にでもわかりやすく情報を伝え共感してもらえる情報発信のノウハウと物事を読み解く力を強化したいです。

REFERENCES

講座について

LECTURE OUTLINE

  • ラボメンバーコース

岡井崇之

地域のイメージは誰のものか

2020年10月25日(日) 14:00–16:00

奈良県立大学 コモンズ棟2F オープンスペース

メディア研究という切り口から社会の仕組みや問題を考察する岡井崇之さんをお招きし、観光政策地方創生のもとでつくられる地域イメージを解き明かすことで、地域で企画を実施する際に必要な批評的視点を学びます。

岡井崇之
メディア論/奈良県立大学教授

1974年京都府生まれ、大阪府在住。メディア研究をもとにメディア言説と社会変容/身体に関する諸問題の社会学的研究を行う。近著に『基礎ゼミ メディアスタディーズ』(共編著、世界思想社)『アーバンカルチャーズ──誘惑する都市文化、記憶する都市文化』(編著、晃洋書房)など