CHISOU

VOICES

さまざまな視点

Writer: まさきまゆこ

小林瑠音|アートプロジェクトとは何か──歴史・論点・アーカイブ

アートプロジェクトとは、何か。
 プロジェクトを企画、実施、報告する、その過程を通して、アートとは何か。常に問うてきました。そして、なんとなく、アーティストという職業に対して、疑問を感じていました。
 なぜなら、人のくらしはいくつもの芸や美が織りなしていて、農家や漁師、教師、会社員など、ありとあらゆるなりわいの中に、芸や美が見えるからです。美術教育を受けて、創作をなりわいとする人が工夫してきたのは、ものを見る目と自分以外の誰かにそれを伝える技術。さまざまな視点でものをとらえることは、何か計画するときにもコミュニケーションにも非常に有益な技術だと感じています。その特性を用いて地域のくらしに笑顔を咲かせられるように制作の過程を考え、記録から歩みを共有できたら…。普段、苦手な事務などの業務に流されていたけれど、大切な現在地や目指すところを見直すヒントがいっぱいのレクチャーでした。

  • Update: 2020.11.20 Fri.

PROFILE

まさきまゆこ

女子美術短期大学で情報デザインを学び、Disney WorldでHospitality研修を受け、タンタンの冒険などの版権を扱うMoulinsart日本支社で幅広いディレクション・デザイン業務を経験。Web編集やバイトも色々。高知県大月町に移住してデンマークのThe Animation Workshopと繋がり、小5総合学習の時間にアニメーションを制作、今は毎週土曜に創作の場を開いています。2016年から実施してきた演劇・絵画・アニメーション・建築の滞在制作プロジェクトのアーカイブ、拠点づくりの計画にいかしていきたいです。

REFERENCES

講座について

LECTURE OUTLINE

  • ラボメンバーコース
  • ゲストコース

小林瑠音

アートプロジェクトとは何か──歴史・論点・アーカイブ

2020年11月14日(土) 14:00–16:00

CHISOU lab.

英国の文化政策やコミュニティアート史の分野において研究を行う小林瑠音さんをお招きし、国内外のアートプロジェクトの歴史や、アートプロジェクトと関わりの深いキーワード・論点を整理しながらアートプロジェクトのアーカイブのあり方について考えます。

小林瑠音
文化政策/奈良県立大学客員准教授

1982年京都府生まれ、兵庫県在住。英国の文化政策、コミュニティアート史の分野において研究を行う。いわゆる「アート」の存在が前提とされていない環境においてアートとコミュニティが遭遇していく、そのプロセスと社会的インパクトに関心をもつ。