CHISOU

VOICES

アートプロジェクトとデモ

Writer: 石川理香子

小林瑠音|アートプロジェクトとは何か──歴史・論点・アーカイブ

今回の講義ではアートプロジェクトとアーカイブの実践について学習した。私は今までアートとは芸術を専門にしている人が作り上げる作品のことだと思っていた。しかしアートプロジェクトは製作物よりも制作過程に重点を置き、関わる人々の属性が様々で、芸術以外の分野に働きかけることから私のような芸術を専門にしていない人でも関わっていくことができると思った。アートプロジェクトの中にソーシャリー・エンゲージドアートという現実の社会問題をアートを用いて世の中に訴えかけるものがある。対話やデモを参加型アートとして実践するものであり、芸術を専攻していない私たちはデモよりも参加しやすいかもしれない。しかし、訴えかけている社会問題はどんなものなのか、主催する芸術家の意図は何なのか、アートプロジェクトが社会に与える影響はどんなものなのか、どのくらい影響を与えるだろうかを参加する私たちはしっかりと考えなければ芸術家の作品の材料になってしまうと思った。そうならないためにも参加する私たちもプロジェクト内容について勉強をし、できる範囲内でアーカイブをしていく必要があると考えた。

  • Update: 2020.11.20 Fri.

PROFILE

石川理香子

昨年「船/橋わたす」を鑑賞し、また運営に携わった友人の話を聞いて私も参加したいと思い、応募しました。この活動を通して芸術と地域について多くの専門家から学び、仲間と議論し合い、どうしたらより自分の住む地域に愛着をもってもらえるのか、どのようにして芸術で地域を盛り上げるのかについて考えていきたいです。そして、将来的に私が教員になった際に授業を組み立てたり地域コミュニティの活動を運営していく際に役立てたいと考えています。

REFERENCES

講座について

LECTURE OUTLINE

  • ラボメンバーコース
  • ゲストコース

小林瑠音

アートプロジェクトとは何か──歴史・論点・アーカイブ

2020年11月14日(土) 14:00–16:00

CHISOU lab.

英国の文化政策やコミュニティアート史の分野において研究を行う小林瑠音さんをお招きし、国内外のアートプロジェクトの歴史や、アートプロジェクトと関わりの深いキーワード・論点を整理しながらアートプロジェクトのアーカイブのあり方について考えます。

小林瑠音
文化政策/奈良県立大学客員准教授

1982年京都府生まれ、兵庫県在住。英国の文化政策、コミュニティアート史の分野において研究を行う。いわゆる「アート」の存在が前提とされていない環境においてアートとコミュニティが遭遇していく、そのプロセスと社会的インパクトに関心をもつ。