CHISOU

VOICES

歴史の上を我々は歩き続けている

Writer: 山本篤子

陸奥賢|まち歩きに学ぶ、コンテクストを読み解く糸口の見つけ方

JR奈良駅前に人知れず平城京をナビゲートする塔のエピソードで、のっけからひっくり返りそうになりながら、カルト教団に騙され自決した棚田氏の功績とは釣り合わない悲しい結末を憂いた。奈良県立大学前の芝辻村のエピソードで、そこでの人々の暮らしぶりが頭の中で膨らみ、人々の顔を思い浮かべた時、不思議と暗いものや悲しいイメージが浮かんでこなかった。それは町と村のはざまで、土地・風土に根差したアジールならではの営みがあってこその歴史であるという芝辻の物語をしっかりと感じられたからである。陸奥さんのまち歩きの真髄である「逍遥」「セレンディピティ」に触れることができたことは幸運である。歴史の上を我々は歩き続けているということが実感できた。

  • Update: 2020.11.20 Fri.

PROFILE

山本篤子

小学校で.不登校児・家庭への支援や、教室内での発達障害児の支援に関わってきました。地域活動として、現在、大阪府の放課後子ども教室事業コーディネーターとして、小学生の居場所作りを企画運営しています。小学生向けのイベントを企画する時にイメージしていることで、準備しすぎて子どもをお客さんにしないということ。携わって頂く大学生や地域の人も主役になれるような場を作りたいということ。CHISOUでは自分にはない新しい発想を取り込みたい。またそこから新たなイメージがわいてくることに期待しています。

REFERENCES

講座について

LECTURE OUTLINE

  • ラボメンバーコース

陸奥賢

まち歩きに学ぶ、コンテクストを読み解く糸口の見つけ方

2020年11月8日(日) 14:00–17:00

JR奈良駅集合、奈良県⽴大学までまち歩きします

※⾬天決⾏

大阪あそ歩」の元プロデューサーで、現在も「大阪七墓巡り復活プロジェクト」や「大阪モダン寺巡礼」など、独自の視点で数多くのまち歩きの企画を行いながら、観光・メディア・アート・まちづくり等の多様な分野でのプロデュースを手がける陸奥賢さんを迎え、実際に奈良のまちを歩きながら、土地やあらゆる物事のコンテクストを読み解くための方法について学びます。

陸奥賢
観光家/コモンズデザイナー/社会実験者

1978年大阪府生まれ、同在住。ライター、放送作家、リサーチャー等を経験後、「物事の見方が変わる意外な体験」と「観光を広く定義する視点」から生まれる様々な企画を実施。「まわしよみ新聞」「当事者研究スゴロク」「直観讀みブックマーカー」などを考案している。