CHISOU

VOICES

とまることも大切

Writer: 櫻井莉菜

陸奥賢|まち歩きに学ぶ、コンテクストを読み解く糸口の見つけ方

コミュニティツーリズム=地産地消の観光は、地元の人が地域アイデンティティを獲得するのに有効だと感じました。芸術祭やアートプロジェクトにより、アーティストが地域に介入し、地域住民と関わることもまた、地域アイデンティティの獲得に繋がると思います。アートじゃなくてもそういったことが出来るというのが大きな発見でした。しかし、陸奥先生の視点はアーティストが物事を見る視点に通ずる部分があるのではないかとも思いました。奈良市内や大学周辺のまちあるきを実際にしてみて、馴染みのある風景の解像度があがったような気がします。それは生活していると見落としている風景や、目も向けない路、場所、行き止まりに足を運んだからこそ、得られたのだと思います。確かに「目的なく歩く」ということを普段していないなぁと気付かされました。私は春から全く見知らぬ町へ引っ越しますが、奈良のまだ見れていない、出会えていない細部をもっと知りたいし、新しい町でも積極的に立ち止まろうと思います。

  • Update: 2020.11.20 Fri.

PROFILE

櫻井莉菜

奈良県立大学西尾研究室の4年生です。ゼミで現代アート展の企画・運営やワークショップの企画を行いました。アートマネージメントや現代アートについて日々勉強中です。現在は、“対話”を主軸としたアートマネージメントについて考えています。CHISOUでは、年代の異なる参加者の方々との交流を通して、多様な価値観に触れ、今この時代にアートマネージメントを学ぶことの意味を考えていきたいと思っています。

REFERENCES

講座について

LECTURE OUTLINE

  • ラボメンバーコース

陸奥賢

まち歩きに学ぶ、コンテクストを読み解く糸口の見つけ方

2020年11月8日(日) 14:00–17:00

JR奈良駅集合、奈良県⽴大学までまち歩きします

※⾬天決⾏

大阪あそ歩」の元プロデューサーで、現在も「大阪七墓巡り復活プロジェクト」や「大阪モダン寺巡礼」など、独自の視点で数多くのまち歩きの企画を行いながら、観光・メディア・アート・まちづくり等の多様な分野でのプロデュースを手がける陸奥賢さんを迎え、実際に奈良のまちを歩きながら、土地やあらゆる物事のコンテクストを読み解くための方法について学びます。

陸奥賢
観光家/コモンズデザイナー/社会実験者

1978年大阪府生まれ、同在住。ライター、放送作家、リサーチャー等を経験後、「物事の見方が変わる意外な体験」と「観光を広く定義する視点」から生まれる様々な企画を実施。「まわしよみ新聞」「当事者研究スゴロク」「直観讀みブックマーカー」などを考案している。