CHISOU

VOICES

信仰について

Writer: 櫻井莉菜

河野良文&小山田徹|お寺にみる、拠り所としての共有空間

人間の力じゃ到底敵わない自然への畏怖というものは、昔も今も変わらずあるものなんだなと長い信仰の歴史を持つ大安寺さんでのお話から気付かされました。ゆるい空気が流れているけど同時に神秘性も感じる空間は様々な人に愛着をもって守られてきた場所であると同時に、信仰がつむがれてきた場所だということを感じました。小山田さんが大安寺塔跡の礎石を見て、石の持つ不変性から石そのものが人々の信仰対象になるのも分からんでもないとおっしゃっていたのが印象的で、信仰とは、実は私たちの生活にもっと身近なものなのかもしれないと思いました。

  • Update: 2020.11.30 Mon.

PROFILE

櫻井莉菜

奈良県立大学西尾研究室の4年生です。ゼミで現代アート展の企画・運営やワークショップの企画を行いました。アートマネージメントや現代アートについて日々勉強中です。現在は、“対話”を主軸としたアートマネージメントについて考えています。CHISOUでは、年代の異なる参加者の方々との交流を通して、多様な価値観に触れ、今この時代にアートマネージメントを学ぶことの意味を考えていきたいと思っています。

REFERENCES

講座について

LECTURE OUTLINE

  • ラボメンバーコース
  • ゲストコース

河野良文&小山田徹

お寺にみる、拠り所としての共有空間

2020年9月26日(土) 16:00–19:00

※荒天の場合は翌27日(日)同時刻

大安寺

古来より祈りと学びの空間として地域の精神的支柱でありつづける大安寺の河野良文貫主と、カフェや焚き火など人びとが集う共有空間の開発を手がけてきた美術家の小山田徹さんにお話いただきながら、まちの中でさまざまな背景をもつ人びとが出会い、語り合い、互いの存在について認め合う場のあり方について読み解きます。

河野良文
大安寺貫主

1951年福岡県生まれ、奈良県在住。15歳で高野山に登り仏門に入る。1985年より大安寺に入寺し現在に至る。南都七大寺のひとつに数えられる大安寺では、地域の様々な人にとって祈りや瞑想、交流の場として境内の庭を開放している。

小山田徹
美術家/京都市立芸術大学教授

1961年鹿児島県生まれ、京都府在住。1984年、大学在学中に友人たちとパフォーマンスグループ「ダムタイプ」を結成。主に企画構成、舞台美術を担当し、国内外で数多くの公演に参加。1990年より様々な分野の友人たちと造形施工集団を作り共有空間の開発を行う。