CHISOU

VOICES

日常/体験

Writer: 井上唯

会田大也|ミュージアムエデュケーション的体験のデザイン

ふとした時に思い出す作品やアートプロジェクトがいくつかある。作品自体に感動したものもあれば、行く前にプロジェクトに関わる様々な立場の人たちのコラムをポツポツ読むところから始まって、知らない土地に行って地図を片手に目印を探しながら不安と期待で動き回るなかでいろいろなことが立体的に繋がり始め、様々な出来事がひっくるめてとてもおもしろかったというイベントもある。また、その時はピンとこなかったのに、なぜかずっと引っかかっていたり、後でじわじわとおもしろさがわかってくることもある。ワークショップで時系列に想像したことで、その後の日常に戻った時にどれだけその人の記憶に残るものがあるか、そしてその人のなかの個人的な何かと結びついてそこから何かが変化したり育っていくかが重要なのかもしれないと思った。そういうものに出会いたくて私たちはあちこちに足を運ぶんだと思う。

  • Update: 2020.10.02 Fri.

PROFILE

井上唯

生活の中にある手仕事を含めた様々な“知恵”に興味があり、大学でクラフトや工芸を学んだ後、滞在制作などを通して各地に滞在しながら、身近にある素材や手法を用いて、その土地の自然や人々の営みが浮かび上がってくるような作品を制作している。一人で作ることもあれば、地元の方に手伝って頂いたり、市民参加型のような形で制作することも。今回は土地へのリサーチ方法を学びたい。また今後、他者と協働してプロジェクトを行ないたいとも考えており、他者と共に考えながら可能性を探っていくことで、個人の思考や領域を飛び越えていくような活動をしていきたい。

REFERENCES

講座について

LECTURE OUTLINE

会田大也

ミュージアムエデュケーション的体験のデザイン

  • ラボメンバーコース
  • ゲストコース

2020年9月5日(土) 14:00–16:00

CHISOU lab.

  • ラボメンバーコース

2020年9月6日(日) 10:00–12:00

CHISOU lab.

近年アートプロジェクトや芸術祭の中でも鑑賞者を主軸にしたラーニングや教育プログラムが注目されるようになりました。長年、鑑賞者の主体性を引き出すプログラムやワークショップを実施してきた会田大也さんをお招きし、アートを通じた豊かな学びの方法について考えます。

会田大也
ミュージアムエデュケーター/山口情報芸術センター[YCAM]学芸普及課長

1976年東京都生まれ、山口県在住。YCAM開館より11年間、教育普及担当としてメディアリテラシー教育や美術教育、地域プロジェクトのワークショップやプログラムを開発実施。近年はアート分野だけでなくビジネスやまちづくりの分野でも研修などの開発に携わっている。