CHISOU

VOICES

図書館ではなく図書情報館

Writer: 石川理香子

乾聰一郎|図書館という場を編み直す ──関係のないものを編集でつなぐ

私が今回の講演で最も印象に残ったことは奈良県立図書情報館が奈良県立図書館ではないということだ。私たちが調べものをする際、書籍・インターネット・他の人から教わるなど様々な方法で必要な情報にアクセスする。奈良県立図書情報館では多くの書籍や最新のパソコンなど調べものをしたいときに必要なものが揃っている。また、会議室や撮影スタジオ、画像編集ソフトなど自分たちが集め、まとめた情報を発信する環境が整っている。図書館主催のイベントや図書館と利用者が共に創り上げるイベントも多数開催されている。また、図書館と利用者が立ち上げたプロジェクトが利用者によって運営されたり新しいプロジェクトに発展したりしている。利益を追求しないからこそできる画期的・魅力的なイベントが多数開催されている。私の今までの図書館は本を借りる場所という概念が覆された。こんなに情報収集・情報発信ができる施設が無料また少しの金額で使えることにとても驚き、ぜひ調べものをする際に利用したり興味のあるレクチャーの際には参加したりしてみたいと思った。

  • Update: 2021.02.01 Mon.

PROFILE

石川理香子

昨年「船/橋わたす」を鑑賞し、また運営に携わった友人の話を聞いて私も参加したいと思い、応募しました。この活動を通して芸術と地域について多くの専門家から学び、仲間と議論し合い、どうしたらより自分の住む地域に愛着をもってもらえるのか、どのようにして芸術で地域を盛り上げるのかについて考えていきたいです。そして、将来的に私が教員になった際に授業を組み立てたり地域コミュニティの活動を運営していく際に役立てたいと考えています。

REFERENCES

講座について

LECTURE OUTLINE

  • ラボメンバーコース
  • ゲストコース

乾聰一郎

図書館という場を編み直す ──関係のないものを編集でつなぐ

2021年1月17日(日) 14:00–16:00

※やむをえぬ事情により日程・会場が変更となりました

BONCHI

奈良県立図書情報館で開館以来、運営・企画に携わってきた乾聰一郎さんをお招きし、まちの記憶装置の要である図書館が地域のなかで担う役割の変遷をたどりながら、古今東西の情報・人・場を創造的につなぐ編集と発信のマネジメントのあり方について探ります。

 

乾聰一郎
奈良県立図書情報館 図書・公文書課課長

1962年大阪府生まれ、京都府在住。1999年より奈良県教育委員会事務局生涯学習課で新県立図書館(現奈良県立図書情報館)の建設準備に携わる。開館後は展示やフォーラム、コンサートなど主催事業の企画運営や情報発信事業を担当してきた。2017年から現職。