CHISOU

VOICES

Writer: まさきまゆこ

乾聰一郎|図書館という場を編み直す ──関係のないものを編集でつなぐ

まるで本を読み進めていくように、鍵となる言葉が、ひとつ、またひとつ、とあらわれる。Alter-native Complement Commons 私の暮らす小さな町にコモンズという名のスーパーがある。老若男女、日常生活で耳慣れている言葉に物語が加わる。講座の前夜。海外の画家と、―ドローイングはreflectionであるから、心が波立っていると何も映しとることはできない風のない静かな湖面だからこそ鏡のように対象を映し出すことができると、芭蕉の俳句を通して気づいたことを話してくれた。

うつしだすには光も必要と思う。関わりあう人、楽しい気持ちの中に私は光を見る。ひとつひとつの言葉がある点に積み重なり、重なりからまた学ぶ。言葉は事象にもなりえる。文化や歴史を伝える。親しまれてきた記号。緩やかに、心地よく。編んでは解いての繰り返し。間をおいて。よく見つめて。耳を傾けて。

  • Update: 2021.02.01 Mon.

PROFILE

まさきまゆこ

女子美術短期大学で情報デザインを学び、Disney WorldでHospitality研修を受け、タンタンの冒険などの版権を扱うMoulinsart日本支社で幅広いディレクション・デザイン業務を経験。Web編集やバイトも色々。高知県大月町に移住してデンマークのThe Animation Workshopと繋がり、小5総合学習の時間にアニメーションを制作、今は毎週土曜に創作の場を開いています。2016年から実施してきた演劇・絵画・アニメーション・建築の滞在制作プロジェクトのアーカイブ、拠点づくりの計画にいかしていきたいです。

REFERENCES

講座について

LECTURE OUTLINE

  • ラボメンバーコース
  • ゲストコース

乾聰一郎

図書館という場を編み直す ──関係のないものを編集でつなぐ

2021年1月17日(日) 14:00–16:00

※やむをえぬ事情により日程・会場が変更となりました

BONCHI

奈良県立図書情報館で開館以来、運営・企画に携わってきた乾聰一郎さんをお招きし、まちの記憶装置の要である図書館が地域のなかで担う役割の変遷をたどりながら、古今東西の情報・人・場を創造的につなぐ編集と発信のマネジメントのあり方について探ります。

 

乾聰一郎
奈良県立図書情報館 図書・公文書課課長

1962年大阪府生まれ、京都府在住。1999年より奈良県教育委員会事務局生涯学習課で新県立図書館(現奈良県立図書情報館)の建設準備に携わる。開館後は展示やフォーラム、コンサートなど主催事業の企画運営や情報発信事業を担当してきた。2017年から現職。