CHISOU

VOICES

規定しない

Writer: noripu

中村政人&西尾美也|ソーシャルダイブ/街を開拓する新しいアーツプロジェクト

浅学の身であるが、今回のレクチャーを通して、アートの大きな流れの一つが見えたように感じる。アートという言葉は、それを発することで分かりにくさを助長してしまうようなものだと思っている。それほどアートには様々な形があり、ここまでがアートでここからはアートではない、という線引きが難しいからだ。その中で、中村先生は「純粋・切実・逸脱」という3つのフィルターを通すという、一つの視点を与えてくれる。また、個人の作品展や地域での取り組みを例として、モノやコトができあがるまでのプロセスや、チームで協力することの意義、地域因子の活かし方まで教えてくれる。アートマネジメントとは何たるか、ということが凝縮されており感銘を受けた。タイトルは「アートってこういうものだという気づきがあれば」と仰ったことに対する終了後のコメントになる。私個人としては、アートについての概念をそれぞれが多様に形成していくプロセスそのものに価値があると感じたので、一言で決めたくないという思いがそこにはあったのだと、後から感じている。

  • Update: 2021.03.08 Mon.

PROFILE

noripu

医療の分野でお子さんから高齢者のリハビリテーションに携わってきました。現在は福祉施設で主に発達障害のお子さんと関わる仕事をしています。障害を持つ方の表現活動に興味があり、事業所内でも粘土や絵の具など画材を用いたプログラムを実践しています。CHISOUでは地域の特色の活かし方や、アートプロジェクトの流れを学びたいです。プロジェクトによって障害を持つ人が地域との繋がりを持ち、アートが多くの人にとって親しいものになったらいいなと考えています。

REFERENCES

講座について

LECTURE OUTLINE

  • ラボメンバーコース
  • ゲストコース

中村政人&西尾美也

ソーシャルダイブ/街を開拓する新しいアーツプロジェクト

2021年1月30日(土)14:00-16:00

CHISOU lab.

※中村政人さんはオンラインで参加いたします

中村政人
アーティスト/3331 Arts Chiyoda統括ディレクター/東京ビエンナーレ2020/2021総合ディレクター/東京藝術大学教授

1963年秋田県生まれ、東京都在住。国内外の展覧会や国際展で作品を発表するかたわら、地域コミュニティの新しい場をつくりだすアートプロジェクトを多数展開。近年は「アート×コミュニティ×産業」の新たなつながりを生みだすアートプロジェクトを進めている。

西尾美也
美術家/奈良県立大学准教授/CHISOUディレクター

1982年奈良県生まれ、同在住。装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目したプロジェクトを国内外で発表。近年は公共空間へアプローチを行う大規模な作品に取り組む。奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良」ではプログラムディレクターを務めている。