CHISOU

VOICES

柔らかい地盤

Writer: 米田陣

藤田瑞穂|キュレーターは何を編集し、アーカイブしているのか

柔らかい地盤をキーワードとした理由は、記録した内容をわかりやすく伝えるのは当然として、深く知りたいという⼈にはより詳細な情報を提供できる、まるで柔らかい地盤のように容易に掘り進めることができる環境が、プロジェクトの記録・公開に必要不可⽋な点と感じたためである。また記録した情報を公開する際にアート業界の視点ではなく、社会保障や環境、ジェンダーなど学術的な第三者の視点でプロジェクトを俯瞰的に検証し、分析することも必要であり、その情報を公開することでより多くの⼈がプロジェクトに関⼼を持つようになるのではないかと考えた。

  • Update: 2021.03.08 Mon.

PROFILE

米田陣

はじめまして関西学院大学4年の米田陣と申します。途上国支援を学ぶ目的で大学に入学後、フィリピンの孤児院で暮らす子供たちの踊る姿からアートと社会課題を結びつけて考えるようになりました。その後フランスでのフィールドワークや国内でのアートプロジェクトの経験から、文化芸術による社会課題の解決をテーマに研究しています。将来人間の安全保障の分野においてアートを取り入れたいと考えているため、このプログラムを通してアートマネジメントの手法や視点、アーティストと社会を結ぶための必要な能力を学び習得したいと考えています。

REFERENCES

講座について

LECTURE OUTLINE

  • ラボメンバーコース
  • ゲストコース

藤田瑞穂

キュレーターは何を編集し、アーカイブしているのか

2020年12月6日(日) 14:00–16:00

CHISOU lab.

創立140周年を迎えた京都市立芸術大学の附属ギャラリーである@KCUA(アクア)で、先駆的な展覧会企画を数多く手がけてきた藤田瑞穂さんをお招きし、ウェブサイトや本などによる展覧会の記録から、大学の収蔵品や地域の史料の創造的活用まで、キュレーター視点からアーカイブの実践について掘りさげます。

藤田瑞穂
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAチーフキュレーター・プログラムディレクター/奈良県立大学客員教授

1978年兵庫県生まれ、京都府在住。同時代を生きる作家と並走して、領域を横断する展覧会やプロジェクトの企画運営から書籍出版まで行う。主な企画にジョーン・ジョナス京都賞受賞記念展覧会「Five Rooms for Kyoto: 1972−2019」、ジェン・ボー「Dao is in Weeds」など。