CHISOU

VOICES

「オーディオゲームセンター」で気づいたこと

田中みゆき|レクチャー「多様な人と共に表現を捉え直す試み」

「義足のファッションショー」の斬新さと、障害の通念を超えた完成度の高さに驚いたが、それを誇りに思うだけにとどまらず、そこに疑問を感じた田中さんの言葉にハッとさせられた。「オーディオゲームセンター」は、自分が子どもの頃に欲しいと思っていたゲームと近くて驚き、障害があることで、より多様な発見や開発ができる可能性を非常に感じた。「ゲームをプレイしている時は、視覚に障害がある人の方が健常者よりも圧倒的に強い」ということは、いかに社会が一部の人間のみに有利なものとして作用しているのかを知れる例だと思う。音に惹かれて、そこにある場所に意識を飛ばす経験は誰しもあるかと思うが、音にフォーカスを当てた経験は、その感覚をさらに鋭敏にすることができると思った。

奥山祐

  • Update: 2022.05.05 Thu.

講座について

LECTURE OUTLINE

田中みゆき

レクチャー「多様な人と共に表現を捉え直す試み」

2021年9月20日(月・祝)14:00–16:00

CHISOU lab.

キュレーターやプロデューサーとして活躍している田中みゆきさんから、これまで企画に携わった展覧会やパフォーマンス、映画、ゲームなど、領域をまたぐ多様な活動について話をしていただきました。「どのように企画をつくるのか」「どのような姿勢でアートマネジメントを実践するのか」について問い直す機会となりました。

田中みゆき
キュレーター/プロデューサー

1980年大阪府生まれ、福井県育ち、神奈川県在住。「障害は世界を捉え直す視点」をテーマに、展覧会やパフォーマンスなどカテゴリーに捉われないプロジェクトを企画。近年の企画として「音で観るダンスのワークインプログレス」(KAAT神奈川芸術劇場、2017〜2019)、映画「ナイトクルージング」(2019)、「オーディオゲームセンター」(2017〜)など。