CHISOU

VOICES

ストーリーに共感し、感覚を擦り合わせていく

石田理恵|レクチャー&ワークショップ 「調香教室」

「疲れた時に気分の切り替えができるような爽やかですっきりとした、身に付けて使用する香り」のイメージで、レモン、レモンタルト、バニラアイスだと感じた香りを使用した。身に付けずにリラックス空間で感じたい香りなら、花や木のような香りを選ぶと思うので、使用方法やテーマを変えて香りをつくると、同じ「好きな香り」であっても全然違うものになるだろう。石田さんの凄いところは、相手が望む香りに求めるストーリーに共感し、感覚を擦り合わせていくところ。香りの感じ方は人それぞれ違うはずなのに、「後に残る○○の香りは強く感じたいですか」などの詳細なイメージについての対話を通じて香りをつくり上げていくのは至難の業。調香家は香りの知識だけでなく、コミュニケーションや想像の力も必要だと感じた。

今野瑶子

  • Update: 2022.05.05 Thu.

講座について

LECTURE OUTLINE

石田理恵

レクチャー&ワークショップ 「調香教室」

2021年10月2日(土) 13:30–17:00

柴田ビル3階

調香家の石田理恵さんによるレクチャーと調香教室を開催。石田さんが自宅の庭から摘んできた様々なハーブを水に挿すと、爽やかな香りで部屋全体が満たされます。記憶と深く結びついた香りの特徴について説明していただいた後、10種類のオイルを調合して、山城さんと受講者それぞれがオリジナルの香りをつくる体験をしました。

石田理恵
調香家

奈良県生まれ、同在住。島根県にある「香木の森公園」でハーブの研修を経て、東京で調香を学んだ後、奈良を拠点に活動。天然香料の調香やハーブティーの調合、調香とハーブの教室を行う。季節や雰囲気を踏まえながら、その時々に感じる気持ちを大切に、その人らしく暮らしに香りとハーブを取り入れる方法を伝えている。