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上手な引き算

小山田徹|レクチャー&ワークショップ「共有空間のモックアップをつくってみる」

ダンボールであれほど身体を動かし、頭を使い、コミュニケーションが生まれ、ワクワクした体験は初めてだった。妹と一緒に、枕や毛布を使って秘密基地をつくり、その中で顔を見合わせ笑いあった懐かしい日々を思い出した。小山田さんの共有空間は、子どもも大人も含めて他者を理解し、他者に優しく、他者の共感を呼ぶものだと私なりの解釈をし、魅力を感じた。私の装いに対する考え方とつながる言葉を、小山田さんがワークショップで口にした。「上手な引き算」だ。以前はたくさん服を買い、毎日違った服を着ることが好きだったが、今は長く大切にしたいと思える服をたまに買い、着回すことが好きだ。服を減らしながら装いの価値を高めるという上手な引き算に取り組んでいるのかもしれない。

柿原萌未

  • Update: 2022.05.05 Thu.

講座について

LECTURE OUTLINE

小山田徹

レクチャー&ワークショップ「共有空間のモックアップをつくってみる」

2021年9月11日(土) 13:00–17:00

柴田ビル3階

2021年9月12日(日) 10:00–17:00

柴田ビル3階

美術家の小山田徹さんから、数十年にわたり共有空間をつくってきた経験や、共有空間の概念とアプローチするための方法について話を伺いました。その後、約200個のダンボールを使って、1日目は「居心地の良い個人的空間をつくる」、2日目は「みんなで共有できる空間をつくる」というお題で、空間をつくってみました。作業を通して各自の個性やプロジェクトサイトの特性を感じられる機会になりました。

小山田徹
美術家/京都市立芸術大学教授

1961年鹿児島県生まれ、京都府在住。1984年、大学在学中に友人たちとパフォーマンスグループ「ダムタイプ」を結成。主に企画構成、舞台美術を担当し、国内外で数多くの公演に参加。1990年より様々な分野の友人たちと造形施工集団を作り共有空間の開発を行う。