REPORTS
- ワークショップ
表現編 sonihouseプロジェクト「地奏 -CHISOU-」vol.1 ドキュメント映像
2021年2月14日(日) 14:00–16:30
宇陀松山 阿紀神社周辺 高天原
REPORTS
2021年2月14日(日) 14:00–16:30
宇陀松山 阿紀神社周辺 高天原
実験的な音響空間の設計やオリジナルスピーカーの制作を行うsonihouse(鶴林万平+鶴林安奈)による新しい試み「地奏」は、その土地、その時にしか生まれない音を通じて、土地に積み重ねられた層と感覚の広がりを体験するプロジェクト。初回となる今年度は、天照大神を一時的にお祀りしていた「元伊勢」伝承が残る、奈良県宇陀市の阿紀神社、高天原を舞台に、まち歩きと音楽ライブを企画・実施しました。参加者は自らの耳、身体、感覚をひらいて土地全域に流れる自然の音を巡り歩きます。その後、雑木林の中に集い、中世の鍵盤楽器クラヴィコードが奏でる音を媒介に、光や風の揺らめき、様々な動植物の鳴き声と蠢き、遠くから届く残響に、静かに耳を澄ませました。
企画:sonihouse
運営:実践型アートマネジメント人材育成プログラム CHISOU 表現編 sonihouse プロジェクトメンバー[奥山祐、かとうあつこ、谷輝幸、古江晃也、山本粧子、松本耕士]
演奏者:内田輝
映像:片山達貴
協力:阿紀神社、松山長榮堂、宇陀市教育委員会事務局文化財課、奈良県立大学井原緑研究室
LECTURE OUTLINE
sonihouse[鶴林万平&鶴林安奈]/長坂有希/山城大督
開催日未定
※各アーティストのプロジェクトを進める中で、
レクチャー・フィールドワークの日程を決定していきます。
会場未定
12面体スピーカー「scenery」などのオリジナル/オーダースピーカーの設計製作、空間と目的に最適な音響の提案を行う。また音と食のイベント「家宴」の開催など、スピーカーを媒介に「音・人・空間」の豊かな循環を目指している。
1980年大阪府生まれ、大阪府・香港在住。リサーチとストーリーテリングを主軸に様々な媒体を用いて作品制作を行う。遭遇した事象の文化的、または歴史的意義や科学的背景の理解をもとに、自らの記憶や体験を介入させ、別々に存在しているように見える事柄をつなぎ、その接点に浮かび上がってくるものを表現する。
1983年大阪府生まれ、京都府在住。映像の時間概念を空間やプロジェクトへ展開し、その場でしか体験できない「時間」を作品として発表。近年は映像や音、光による上演型インスタレーションを多数制作する。映像ディレクターとしてプロモーションビデオなどの制作を手がけている。
1975年香川県生まれ、奈良県在住。農学博士。造園学を専攻し、史跡・名勝など文化遺産を基盤とした風景づくりに関する調査研究と実践を重ねている。主な著書に『47都道府県・公園/庭園百科』(共著、丸善出版株式会社)、『みやこの近代』(共著、思文閣出版)など。