CHISOU

VOICES

フリースタイルラップのように(2021年度受講者 藤丸孝太郎さん)

Q.CHISOUに参加した経緯と、プログラム1を選択した理由は?

大学に入学して間もない頃、地域交流棟にあるCHISOU lab.を見つけて興味を持ち、そこにいたスタッフの方とお話をして、すぐに応募を決めました。直感で「これはきっと楽しいはずだ!」と。プログラム1を選んだのは、個人の活動として音楽制作をしていたから。それにlistudeさんは、大好きなアニメ映画の音楽監督をされていた高木正勝さんとお仕事をされたこともあると伺って、行かない理由はないと思いました(笑)

Q.受講期間で、特に印象に残っていることを教えてください。

プログラム1では、一般参加者を対象にした1泊2日のツアー型公演を行ったのですが、そこに至る準備を入念に行いました。特にツアーのルートを決めるために、明日香村のあちこちを歩きまわったことが印象に残っています。体力的にはキツかったですが(笑)本番を迎え、参加者の皆さんが自らの感覚に従って、それぞれに心地いい音のある場所を見つけられるようになっていく姿を見たときは感無量でした。これがアートの持つ力なんだと実感した瞬間でした。

展示の方法を考えるのも、初めてのことばかりでしたが楽しい経験でした。受講者みんなで話していると、まるでフリースタイルラップをするかのように自然とアイデアが湧き出てくるんです。考え方も人生経験も違う人たちのセッションはカオス!(笑)でも不思議なことに、ちゃんと対話が成立するんですよね。

Q.CHISOUを受講して、ご自身の中で変化したことはありますか?

何事も否定せず、まずは味わってみようと思うようになりました。大学での学びも同じ。これからはいろんな考え方や物の見方を受け止めつつ、自分の感覚も大事にしながら学んでいきたいと思います。

2021年度受講者 藤丸孝太郎さん/奈良県立大学地域創造学部

  • Update: 2022.06.06 Mon.

REFERENCES