CHISOU

VOICES

自分でつくるから愛着が生まれる(2021年度受講者 照喜名恵さん)

Q.CHISOUに参加した経緯は?

大学生の頃から美術館や芸術祭に行くのが好きで、そのうちに作品を見て「これってどうやってつくるんだろう?」「どんな想いでつくられたんだろう?」とか、見守りをしているスタッフの方も「どんな気持ちでそこにいるのだろう?」などと考えるようになりました。見るだけではなく、もっとアートに関わりたい、つくり手の一員になりたい。そう思っていたところ、たまたまCHISOUの情報をネットで見つけて応募しました。募集概要を見ると自分がやりたいことが書いてあって、何か縁のようなものを感じたんです。

Q.受講期間で、特に印象に残っていることを教えてください。

私はプログラム4「共有空間」を受講したのですが、中でも小山田徹先生の「共有空間のモックアップをつくってみる」の回が印象に残っています。レクチャーの中で「自分で場をつくるから愛着が生まれ、手入れもするようになる」とおっしゃっていて、その後のワークショップで「誰かを招く場」をテーマにダンボールで即席の場づくりをしたところ、まさにそのことを実感しました。私は企業で人材育成や研修に関わる仕事をしているのですが、従業員がどうすれば会社に愛着を持ち、辞めずに働き続けてくれるのかを考えることがよくあって、それにも通じるところがあると感じました。

Q.CHISOUを受講して、ご自身の中で変化したことはありますか?

最近、休みの日にアートイベントにスタッフとして参加するようになりました。同僚には驚かれますが、仕事でも趣味でもない、自分のライフワークを見つけられたと感じています。

2021年度受講者  照喜名恵さん(会社員)

  • Update: 2022.06.08 Wed.

REFERENCES